「現座道場◯◯菩薩」の件。

「成就祈願回向」に出てくる「現座道場◯◯菩薩」には、どなたを記せば良いのだろうか? と調べてみる。

「江湖叢書 諸回向清規式(抄)」 P.77からの 「解制満散諷経回向」に、「現座道場大聖文殊師利菩薩」とある。
また、同書 P.187 「唐船祈祷回向」に、「現座道場大慈悲父広大霊感観世音菩薩」とある。

参考にした「大願成就祈願回向」には、「現座道場◯◯菩薩」と共に「大聖文殊師利菩薩」も「観世音菩薩」も記されているので、「文殊菩薩」と「観世音菩薩」以外にはどなたを記するのだろう?
回向の目的によって柔軟に決めれば良いのかな?

「現座道場◯◯菩薩」の定義は如何に?

どなたか教えて下さい。

老師に尋ねたところ、本尊様で良いとのことでした。
文殊菩薩も観音様もどちらも智慧の象徴であり、観音様は現世利益をかなえてくれる仏様だから「成就祈願回向」には相応しいと思われる。
故に上記回向の修正は致しませんが、今後はそのように致します。